人は、いつリフォームを考えるのでしょうか?

  1. 家族構成が変わった時。
  2. もっと快適な家にしようと思った時。
  3. 家を新築した時。

答えは、3のいえを新築した時は一番多い。
新築の家だけを対象にした頭のいいリフォーム業者もおります。
なぜ新築したすぐにリフォームをしたくなるのでしょうか?

  1. 思ったとおりの家ができなかったから。
  2. 使い勝手が悪い。

 これは設計家にも問題があります。お客様の希望をよく聞かないで、

  1. 居間は、こういうものだ。
  2. 台所は、このように使うのが一番いいのだ。
  3. 玄関は、ここがいいのだ

など決めつけている人も多い。もっと多い間違いは、お客様の言葉に表さない希望を探し出して形にする設計家が少なくなったからではないでしょうか。
この言葉に表さない希望というのが大切です。
例えば、奥ゆかしいお客様は居間にはお金をかけてもいいと思っていても「いくらお金が掛かってもいいからいい部屋にしてください」とは言わないものです。
 “ぼられる”という心配もあるので。
もう一つには、優先順位があります。
設計家は、家の設計を依頼されると「最初にご希望をお聞かせください」と尋ねます。お客様は、

  1. キッチンは、こうしたい。
  2. 寝室は、夜暗くしたい。
  3. 居間は、広くしたい。
  4. ・・・・・
  5. ・・・・・

 などと希望を言います。でもこれは何が一番で何が二番という優先順位でない場合が多いものです。優先順位を決めて希望を言う人はほとんどおりません。受け取る人は、
この聞き取りを基にして家の設計に掛かります。
ここでもう一つの落とし穴があります。設計家は専門家でお客様は素人という考え方です。少し疑問があっても専門家が言うのだから正しいだろうという考え方です。
“住まい方”は100人いれば100とおりの住まい方があります。これが判らない設計家に会うと“一生の高い買い物”が毎日「ああすればよかった。こうすればよかった」という後悔になります。
こうならないためのお手伝いをいたします。
これから家を建てる計画の方は、設計家には遠慮をすることなく質問や要望をすることをお薦めします。専門家だからこそお客様の話をたくさん聞き、いい家を作ってお客様に喜んでいただきたいのです。